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ダークレス その3

さて、はじめてのダークレスを経験し、勝手が分かってきたので、例のトラブったフィルムの救済&現像に取り掛かった。
使用期限を遥かに過ぎていた未使用フィルムを探し出し、フィルムを引き出して最後のところを少し残してフィルムを切断。ここにパトローネの中で切断していると思われるフィルムの端をセロテープで接続した。ダークレスのハンドル部分を巻き取り側の軸に付けてスムーズにフィルムが巻けることを確認し、ダークバッグの中へ入れる。あとはダークバッグに両手を突っ込んでハンドルをクルクル回してフィルムを巻き取ればOKだ。
しかし、ダークバッグの内側の薄い布がハンドルに絡まって、思いのほかうまく回らないので苦労した。しかも半分位巻き取ったところで強い抵抗が生じ、回しにくくなった。フィルム切れの悪夢が頭によみがえり、それ以上強く回す勇気が出ない。悩んだあげく、一度ダークバッグから取り出して確認する道を選んだ。当然、最低1コマは露光してしまうが、やむを得ない。明るい所で確認すると、どうやら中でフィルムが折れているようで、手で引っ張れば少しづつフィルムを引き出せることが分かった。そこでもう一度ダークバッグに戻し、今度はフィルムを手でそっと引き出してからハンドルで巻き込む方法を取ると、ようやく最後まで巻き取ることができた。運よく、途中ではなく軸の取り付け部分が切れていたので、途中で露光した部分以外は救済することができそうだ。
二回目のダークレス現像はかなり余裕ができ、スムーズに最後まで作業することができた。結果も1回目に比べてムラが少なく、大成功だ。残念ながら途中露光した部分は2コマに渡っていたがこれはしかたがない。
ところで、例の右側のカブリも1本目と同じようにほぼ全コマ出ていた。実は撮影に使ったOM-1Nのボディはかなり前に中古で手に入れたもので、裏蓋のモルトプレーンが限界だったので交換しようと貼り替えキットを調達してあったのだが、ついつい延び延びにしていたのだ。やはりがんばって交換するしかなさそうだ。