この記事は、曙産業製のバターカッティングケースの緩んでしまったワイヤーを、針金で無理やり補修する方法を書いたものです。

同様のつくりのバターカッティングケースならば参考になるかも知れませんが、ワイヤーが切れたり、外れたり、あるいは大きく緩んでしまった場合には対応できませんのでご了承下さい。
バターカッティングケースのワイヤーの緩み
一般的にワイヤーの作りがさほど堅牢ではないバターカッティングケースの場合は、カットするバターは適度に柔らかくなっている必要があります。冷蔵庫から取り出してすぐの硬い状態のバターをカットしようとすると、ワイヤーが緩んでしまったり、破損してしまう危険性があります。

破損まで至らず、ワイヤーが少し緩んだ程度ならば、ワイヤーをまっすぐにすることでなんとか使える可能性があります。
曙産業製のバターカッティングケースの場合、1本のワイヤーをプラスチックの枠に通して固定されています。

プラスチックの枠は分解不可能ですが、ワイヤーに何らかのテンションを加えてやれば、たるみを無くすことができます。
そこで針金を使い、枠に空いている穴を利用してワイヤーを引っ張ることで、まっすぐになるようにしてみました。
具体的なワイヤーの緩みの補修方法
以下、具体的な方法です。
使用する針金は、100均で売られている直径0.28mmのステンレス製のものです。スチール製は錆びるし、アルミ製は弱いので、ステンレス製がいいでしょう。

ワイヤーはつながっているので、どこか1箇所を引っ張ればいいと思いますが、長い方のワイヤーを狙います。
針金は、先端を少し曲げておくと、穴から引っ張り出し易くなります。

ワイヤーの通り道の穴のうち、ワイヤーが通っていない穴に針金を通します。

穴から引っ張り出した針金を、引っ張る対象のワイヤーにくぐらせ、再び枠の穴に戻します。

同様に隣のワイヤーもくぐらせ、再び枠の穴に戻します。

両方の穴から出た針金を引っ張ることで、くぐらせたワイヤーにテンションを加えます。

両方の針金同士をよじって緩まないようにします。

よじった部分は邪魔にならないように適当に固定すれば終わりです。

ワイヤーが大きく緩んでしまった場合は無理ですが、少しの緩みならばこの程度のテンションを加えることでピンと張ることができます。


まとめ
以上、バターカッティングケースの緩んでしまったワイヤーを、針金で無理やりピンとさせる方法でした。
バターカッティングケースはとても便利ですが、一度ワイヤーが緩んでしまうと元には戻りませんので、買ってきた直後など、なるべくバターが柔らかいときにカットするようにしましょう。
参考にして頂けたら幸いです。